正書法がいつ頃できたのかという、コメントと資料
昨日のブログ記事に関連して、twitterでコメントをいただきました。折角の興味深いコメントですので、ここに紹介させていただきます。
@infoerosionさんから、「段落字下げというスタイル自身がアチラから来たものなので、日本で異なるルール化する意味はないと思う。」
(http://twitter.com/#!/infoerosion/status/125130896364941312)ということで、資料紹介していただきました。
やはり句読法案が出てきた明治36年あたりから今日の正書法に近づいてきますが、まだ段落字下げはなかっただろうと想像します。
(http://twitter.com/#!/infoerosion/status/125194205944492032)
●資料 http://nagaokamania.blog.shinobi.jp/Entry/196/
これを見ますと、明治後年の文書でも段落字下げは行なわれていません。句読点の使い方も一定してないようです。
@longvillageさんから 「明治21年刊『夏木立』(山田美妙)は段落一字下げですね。しかも最初の段落下げだけがないスマートな組版。」
(http://twitter.com/#!/longvillage/status/125199964354772992)
明治時代は個人差が大きかったとのコメントです。
http://twitter.com/#!/infoerosion/status/125216463727501312
印刷技術との関係もあると思いますが、明治時代が過渡期だったのでしょうか。
@uakira2さんから「府川充男「日本語組版の歴史」(柏書房『真性活字中毒読本』第一章)に、ちょうど山田美妙の話が書いてありました。」
http://twitter.com/#!/uakira2/status/125403905587810304
[雑文] 『真性活字中毒者読本』に相応しい『嫁入り支度に教師三昧』の図 http://dosei3.no-ip.org/~uakira/n/?date=20040112
句読点使い始めの様子が分かります。
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