EPUB3関連の発表が活気ついてきたが、EPUB3の表示は壁が厚いか?

EPUB3が正式に決定したことを受けてか、このところEPUB3関連の動きが少し活発になっています。

EPUB3で様々な機能が仕様として採用されたわけですが、仕様だけでは絵に描いた餅なので、これを実装した利用環境が早く出てこないと実質的な動きになりません。

CAS-UBは書籍を制作するサービスであり、EPUB3リーダについては他力本願の姿勢をとってきました。

ということで、特にEPUB3リーダの登場に期待と関心を持って待っています。しかし、どうもなかなか本格的なEPUB3対応のリーダは出てきません。これまでは、iOS5になれば、iBooksも縦書きが使えるようになるだろう、ということでAppleに期待をしていましたが…。iOSは昨日より新しいバージョンの配布が始まりましたので、早速、iOSiBooksをアップデートしたのですが、残念ながら期待はずれです。縦書きの表示は不十分で、まだまだ、とても使えるレベルではなさそうです。Appleの発表でiBooksのことにあまり触れていなかったのもむべなるかな。

一方、先日はACCESSのNET Front EPUB Readerが発表されました。まだ、現物は触っていませんが、今日はなんとか展示会場にいって現物を見てみたいと思います。

あとはAdobeのリーダに期待でしょうか。

しかし、この調子だとEPUB3の普及にはまだしばらく掛かりそうだ、と感じています。動きを促進するために、われわれもリーダ対策が必要かな、と考えはじめたところです。

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EPUB3の動向も少し整理してみたいとは思っていますが。。